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マタマリバ教

マタマリバ教とはハダカンボ王国で信仰されている自然崇拝宗教である。

概要

されており、国土そのものが崇拝対象となっている。故に国土を汚すような近代技術の受け入れなどを頑なに拒絶しており、またそれ故に衣服をまとうことは神聖な国土を汚す恐れがあるということからハダカンボ王国では国法で国民が衣服を身にまとうことを禁じている。ただし外国人の受け入れはやむを得ないとされており、一定の儀式を経れば服を着たまま入国できるとされている。

教義

大地母神ゼン・ラーはすべての生命の母であり、同時に人間の王の伴侶であるとされている。これにより人間の王はすべての生命の父となるため、神の代理人として臣民を統べるとされている。ゆえに国王もまた崇拝対象であり、国王の通った道の土を民衆が身体に塗りつけるという風習がある。

先述の通り、この大地そのものがゼン・ラーの神聖な肉体であるため、己の垢で土や水を汚さぬように、めったに身体を洗うことはない。土が身体に付着しているほど信仰心が強いとされているので他国の人間が風呂に入るように、一日一度泥浴びをする。ただし食事をするときに手まで汚れていると不都合なので、手だけは洗って良いとされる。

死者を弔う習慣として、埋葬ではなく人肉食による遺体処理方法が行われている。これは「死者と一体となり永遠に生き続ける」「神聖な大地を死体で汚さないため」という2つの理由から行われている。ただしモフモフ族などのように一部の部族は鳥葬の形式を取ることもあり、一様ではない。これらから派生して「先弔い」と言って救荒食、または姥捨てとして弱者を殺害して人肉食を行うこともあるが、これは本来の教義とは無関係と考えられている。先弔いで殺害された若者や老人は村の英雄・守護神として祀られる。

祝祭

「祭り」「大祭り」「力比べ」という3つの祭りがあり、それぞれ性格が違うが、国民の重要な儀式として伝統的に開催されている。

祭り

祭りとは、大地母神に個人の武勇を示し成人として社会から認められるために行う儀式である。猛獣と戦ったり、敵対する部族・異国人の首級を取る、危険な土地に一人で出向くなど様々な様式があるが、現在では夜間に猛獣と一人で戦って倒すという形式が一般的である。祭りを経ることによって一人前の人間として扱われる。逆にこの儀式を経なければハダカンボ社会では「モノ」扱いであり、場合によっては奴隷身分とされてしまう。

大祭り

大祭りとは村同士の親睦を深めるため、または係争を収めるために行われる。互いに祝宴を開き、贈り物を交換することで紛争を防ぐ効果があるとされているが、近年ではその贈り物の規模が大きくなり、それに見合った返礼ができない場合は村長自ら自裁したり土地を明け渡すなどしなければならないなど苛烈さを極めている。それ故に王府は幾度も大祭り禁止令を出しているが未だに各地で行われている。

力比べ

力比べは王府に公認されている唯一の村同士の親睦儀式である。力自慢の者が集い、武勇を示すという総合格闘技大会である。全国規模で行われ、最高大会は御前試合として国王臨御で行われる。出場にあたっては身分や性別などの経歴は一切問われず、奴隷や女性なども参加ができる。過去にはハダカンボ11世のように自ら出場した国王もいた。力比べの優勝者は国王から望みのものが与えられ、「英雄」として扱われ、ハダカンボ社会では権威あるものとして遇される。