5つの封建領主が互いに軍事、経済に関し連合する半国家連合。領邦にはそれぞれ独立した議会、軍隊、徴税権を有し、同盟への離脱も自由である。後述する大陸軍は5つの諸邦の独立と自治を妨げない範囲で組織される。犬族を主体としている。
・州軍
動員令が布告された際は統合され大陸軍となる。
・沿岸海軍
大陸総督を最高司令官とし、大陸総督が常時有する唯一の暴力機関。沿岸海軍歩兵と沿岸艦隊に分かれる。
・大陸軍
邦国の主権が侵されかねない際に編成される非常時の部隊。
・主要種族
北方の獣耳亜人種族が主体であり、姿形はヒトと同様であるが獣の耳いわゆる犬耳と尻尾を有しまた平均身長は青年男性では140cm、女性は125cmほどで小柄である。
・精霊信仰と汎亜人主義
土着の精霊信仰を信仰しており、時の侯爵ミハイル4世によって国教として定義されるも、大神官モゾフの乱によって為政者の顰蹙をかい俗世権力の統制下に入った。統制下にあった精霊信仰、しかし国家連合樹立に伴い信仰の自由と農奴の解放令によって土着の精霊信仰は国内へと大波及した。精霊信仰は国家の動力源と化した一方で、技術の放出元が宗教関係者から社会活動家や知識人らに移行すると同時に新興財閥が横行し、それに反発してか精霊信仰は国内の民族主義と合致し「ケモミミスト党」が台頭し始める。彼らは共和主義と国家連合の解体を要求し、強固な単一共和国を求めた。強力な中央政権を保持することを目的としたその要望は「民族・精霊・共和国」と言われる三つのスローガンを下に「革命的ケモミミスト党運動」「革命的共和主義白色一揆運動」と呼ばれる政治的要求運動を敢行した。
・同盟会議
格領邦領主の推薦で10名ずつ、民選で50人の系100名で構成される議会。同国の憲法にあたる同盟基本法に則り各種の連邦級の法案と行政機関の監督を行う。これらの権限並びに権力の根源は格領邦領主による。尚各侯爵の権威を否定する政党の参加はできないためケモミミスト党は統一と大陸と言われるフロント政党をもって同盟会議に参画している。
国家元首
本国家連合の国家元首として大陸総督が存在し、5名の五大領邦領主の輪番制であり任期は終身制である。つまり大陸総督になる前に死去してしまう領邦領主も存在することもある。
第一代大陸総督
1000年1月2日~
ウーリャスク侯爵ステパン8世
・各領邦
ウーリャスク侯爵領同盟議会投票権保持爵
マカロフ侯爵領同盟議会投票権保持爵
プーシキン侯爵領同盟議会投票権保持爵
デーキン侯爵領同盟議会投票権保持爵
キーロフ侯爵同盟議会投票権保持爵